こんにちは。時代が許せば音楽ライターという生き方もアリかな、と思っている氷河期の住人だよ。
今回は15年ぶりに買ったCDをレビューしてみるよ。
結論を先に書くと、
シングルコレクションとしては傑作だけど、アルバムとしてはなんか物足りないっていうのが私の評価です。
もしよかったら聴いてみてね!
音楽「1」だった人がCDのレビューとかダメだよ
ナメんな!!
権威性の問題なのよ
King Gnuって誰なん?どんなのやるん?
Wikipediaに載ってました。4人組です。
ja.wikipedia.org
どんな音楽?
音楽面においてはオルタナティヴ・ロックのみならずジャズやヒップホップ、クラシックなど幅広いジャンルの要素を取り入れながら、歌謡曲然とした親しみやすいメロディーや日本語による歌詞を乗せることを重視しており、「J-POPをやる」ということがKing Gnuの大きなコンセプトの一つとなっている。
King Gnu - Wikipedia
たしかに、歌詞に英語が一切出てきません。しかも特に最近の曲はキャッチーです。
メンバー(の一人)紹介
読んでると、どうも常田さんに仕事が集中しているようです。なので常田さんだけ紹介します。
常田 大希(つねた だいき)
ギター、ボーカル、チェロ、コントラバス、キーボード、ピアノ、プログラミング、トラックメイキング担当。
King Gnuにおける全ての楽曲の作詞作曲と、アートワークの統括をしており、バンドのリーダー兼プロデューサーでもある。
King Gnuとは別にソロプロジェクト「millennium parade(ミレニアム・パレード)」としての音楽活動も行っている。
クリエイター集団「PERIMETRON(ペリメトロン)」を主宰している[1]。
アニメ「血界戦線」のサウンドトラックにチェロ演奏、アメリカ版「ポケットモンスター」、映画「リバーズ・エッジ」、映画「ママは日本へ嫁に行っちゃダメというけれど。」、ドラマ「拝啓、民泊様。」の音楽などへ参加している。他に、俳優 中野裕太らとの「Gas Law」(ドラムも演奏)、人力ミニマル楽団「東京塩麹」(チェロ演奏)、スガダイローらとの「blacksheep」、有名ブランドへの楽曲提供も複数行っている。
ストラヴィンスキーやプロコフィエフといったクラシック、ケンドリック・ラマーやフライング・ロータス、TABOO1といったヒップホップ、セロニアス・モンクやマイルス・ディビス、ロバート・グラスパーといったジャズや、Nirvana、ゴリラズ、アークティック・モンキーズやレディオヘッドからの影響をインタビュー等で公言しているが、BLANKEY JET CITYや、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTなどのバンドも好んでいる。井上陽水のような歌詞を書きたいと述べている。
字面で見るだけでも働きすぎです。
他のメンバーに任せていいものは任せたほうがいいのでは・・・?
Nirvana、ゴリラズ、アークティック・モンキーズやレディオヘッドは私も好きだよ
君スヌオタ※だったからね
黒歴史をイジるのやめて
※スヌオタ:音楽雑誌「Snoozer」の熱狂的読者。なぜかロッキング・オンを敵視しがち。snoozer - Wikipedia
今までのアルバムは?
インディーズで2枚アルバムを出しています。レンタルで両方とも借りて聴きました。
Tokyo Rendez-Vous(2017)
おすすめ曲
1.「Tokyo Rendez-Vous」
4.「Vinyl」
Sympa(2019)
おすすめ曲
10.「Prayer X」
12.「The hole」
スヌオタとは思えないベタなのばかり勧めてる
ナメんな!!
スヌオタに「ナメんな!」って言われそうだね
それなら大丈夫、絶滅したから
CEREMONYについて
どんな曲が入ってる?
- 開会式
- どろん
- Teenager Forever
- ユーモア
- 白日
- 幕間
- 飛行艇
- 小さな惑星
- Overflow
- 傘
- 壇上
- 閉会式
ほぼ全部タイアップ曲というラインナップ。期待できそうです。
聴いてみると?
「開会式」で幕開け。・・とおもいきやすぐ「どろん」へ。
他のアルバムも聴くと、この「どろん」がまさに”King Gnuっぽい曲”です。
何?何を言ってる?
シングル以外はミドル~アッパーテンポの軽い曲が多いのよ
続いて「Teenager Forever」。アルバムリリース直前でMVが公開されましたね。
次「ユーモア」、あまり記憶に残らない・・・
むやみに敵を増やすな
そして「白日」。紅白でも歌われた名曲です。子供は「しろび」って読んでました。
その情報いらないです
「幕間」をはさんで「飛行艇」。これまた名曲です。
「小さな惑星」「Overflow」・・・うーん。ミドル~アッパーテンポの軽い曲・・・
気に入らないのね
そして「傘」。「白日」「飛行艇」に並ぶ3大名曲です。
「壇上」は常田さんが歌うバラードです。King Gnuの中では独特の曲です。
最後「閉会式」で終わり。
感想
・・・簡単に感想を言うと、
- アルバムというよりシングルコレクションに近い感じ
- シングル4つ(「白日」「飛行艇」「傘」「Teenager Forever」)とそれ以外の作り込みの差がすごすぎる
要はイマイチってこと?
シングルコレクションとしては名盤だけど、大音量で聴くと「その他の曲」と「シングル4曲」の作り込みに差があるようにしか聴こえない
わかるようなわからないような
シングル以外も曲自体はいいのですが、なんとなく時間切れで出した感があるのです。
アルバムとしては、前2作のほうが良いと私は思いました。
シングル曲の破壊力は今作が一番だけど
それなら良かった
じゃあ「CEREMONY」の良くなかった原因は?
どう考えてもこの2つです。
- 日本型の音楽制作体制の問題
- アルバム制作期間が短すぎた
音楽制作体制の問題
最初に日本型の音楽制作体制の問題について。
- だいたいのアーティストは、年に2〜3枚のシングルを出してから1枚アルバムを出すパターンだよね。
確かに
- つまりシングルありきのアルバム構成になりがち、ってことです。
- あとツアーやら色々活動してる中でアルバムも作らないといけないから、1年でアルバムを出すのはきっと大変だよね。
- なのでアルバムの出来はイマイチっていう。
あるね、それ
- 海外の場合はアルバムリリースが先で、その中からシングルカットという方式。だから全体にまとまりの良い仕上がりになります。
- しかもアルバムのリリース間隔が2年くらいだったりします。
そりゃアルバムの質が違って当然だよね
つまり、今作は典型的な「日本型のアルバム」です。
ふーん
それ興味ない話の時のリアクションだね
アルバム制作期間不足
前述の通り、常田さんはオーバーワーク気味のように見えます。
それにWikipediaに気になることが書いてありました。ホントかどうかはわかりませんが。
CEREMONY - Wikipedia
11.壇上
全編に渡り、常田がメインボーカルを務めるバラード曲。元々は収録される予定では無かったが、アルバム全体の流れを考え、急遽、締め切り一週間前に製作された。
・・・やっぱり時間なかったんじゃん・・・
そうとは限らないんじゃない?
でも確かにこの曲なかったらマズかったような気がするね・・・
常田さんの判断は正しかったと思います。
次回作に期待したい!
アルバムの製作期間がもう少し長ければ、間違いなく今度こそJ-POPの歴史上最高のアルバムを作ってくれそうな気がします!
なので再来年に期待します!
君45だよ
そうか、生きてない可能性もあるのか
健康診断で全臓器にトラブル見つかってるからね
おわりに
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
音楽は人によって好みがまったく違うものですから、人の感想なんてアテにならないですよね。
なので、実際に聴いてみることをおすすめします。
それ言ったら元も子もないよね
しょうがないじゃん、そうなんだもん
じゃあ最後に君の史上最高のJ-POPアルバムを発表しなよ
・・・まったく思いつかなかったので、暫定的にこれにします。昨日ピンポン観たし・・・
・・・ふーん
なんで私はさらし者にされたの?
~オススメ記事~
この記事の元になった記事です。15年ぶりに買ったCDがコレです。
iroirossan2000.hatenadiary.com
昔は車よりCDに金かけてた時代もあったのに・・
iroirossan2000.hatenadiary.com