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就職氷河期世代のことについて、当事者として語りたい



本来この件についてはどうしても重い話題になるので、自分ルールでもう一つやってるブログ
氷河期の暮らしかた
で扱う決まりにしています。

しかし色々あって、現状このブログが18年前のガラケーサイトみたいになってしまいました。
なので、こちらで少しだけ書きたいと思います。

就職氷河期世代のことについて、当事者として語りたい


目次

就職氷河期世代って?

wikipediaでは

一般的には、1990年代半ばから00年代前半に社会に出たり、2000年前後に大学を卒業した、2019年(令和元年)現在40歳前後の世代のことだとされる。
就職氷河期 - Wikipedia

とあります。私が2000年卒業なので、就職氷河期世代のど真ん中です。

最近の就職活動は適当にやっててもすぐ内定が出るくらいの勢いらしい(新人に聞いた)です。
しかし当時は100社受けても1社も受からないというのが普通で、私が行った大学の卒業生の大半はフリーターか派遣になったはずです。
私もめでたくフリーターになり、社会人1年目はバイトしていました。

就職活動で潰されたこの世代は、数年後にもう一回潰されます。
リーマン・ショックです。
派遣の人は大量に派遣切りにあいました。当時私は正社員でしたが、会社が実質消滅して失業しました。
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なぜリーマンブラザーズの社員より酷い目にあわされないといけないのかわかりませんが、我々はそういう世代なのです。

私がTwitterを始めた理由


今更ですが私、twitterやってるんです。
毎朝くだらないことをやってるなぁ、って我ながら思います。

Twitterを始めた目的が、同じ氷河期世代の人たちって周りにいないので、みんなどこで何をやっているんだろう?と思ったのです。
それで同世代を人を探しているんですが、ツイートを見る限り、みんな私と似たような感じみたいです。やっぱりこの世代は不遇なんだなぁと改めて思いました。

実は人手が不足している世代

そもそも私の周りに同世代がいないのって、この世代だけ会社が新卒を採用をしていないからなんです。
採用していないのだから、いなくて当然です。
ただ40歳前後って、普通なら会社の主力なのです。その層がいないので、年寄りと若者が主力になって頑張っています。

具体的に言いますと、『バブル世代』と60過ぎの『定年しても辞めない世代』が時代錯誤な長時間労働をするかたわら、『ゆとり、さとり世代』の若者が定時で消えるように帰っているのが現状です。
世代の特徴が出すぎてて、ほほえましい光景です。

話は大きく逸れましたが、そんな状況です。
実は岡山の製造業では氷河期世代の人員不足なのです。
不足しているのですが、ちゃんとしたキャリアを積んだ人が少ないので採用ができない、というのが前職と現職での現状です。
就職したい人はたくさんいるのに、年齢に見合ったスキルを持った人がいないから採用できないというジレンマ。(あの時代はまともに就職できないからキャリアの積みようもないのですが。)
氷河期世代は、企業には必要な世代のはずです。

ついに氷河期世代が報われる?

就職氷河期世代の専門窓口が設置されるなど、最近ようやく支援されるようになったようです。
www3.nhk.or.jp


20年遅いですけどね。


遅いけれど、一人でも多くの人が正社員になれるといいな、と思います。
私は本当に運が良かったので、今は正社員としてなんとか普通に生活ができています。
なので今回の支援で、努力しているのに運がめぐってこなかった人が報われることを切に望んでいます。

さいごに

氷河期世代で普通に就職できた人って、Twitterでプロフィールに『氷河期世代』って書かないってことが最近わかりました。
いや、それだけです。